ずっと前から気付いてたよ 籠の中の自分に。
そこから見える白い空を 飛び回ると願って。
優しい振りをして見せても 来た道を引き返し
誰かが呼ぶ声を頼りに 手探りで歩いてた。
疑心暗鬼はもう辞めた。音も無く落ちる羽のように。
下向いて歩いてる自分の姿に
誰かがhamと言うレッテルを貼りつける。
臆病な僕は返す言葉も無くて
貴方がどこかでそっと傷付けばいいと
思うよ。無表情な目で僕を見てる。
優しい振りをして見せても 来た道を引き返し
誰かが呼ぶ声を頼りに 手探りで歩いてた。
明かりを消したような夜に貴方だけ残って
母の声を真似た貴方は子守唄、唄って。
少しだるい朝リセットして。
染まる事の無いミルクのように。
突然の雨は僕の目の前に降り
謂れない事実を無理矢理に突きつける。
僕に許しを乞う小さな貴方が
待ち惚けする間に胸を痛めればいいと
思うよ。
貴方が
無表情な目で僕を見てる。