シャンプーボトル

帰宅すると彼女が眠っていたので、起こさないように忍び足で部屋へ。
彼女の髪から、僕が愛用しているシャンプーの香りがした。
疲れていたけど、凄く幸せな気持ちが胸いっぱいに満たされた。
彼女が炊いてくれていたご飯を頬張りながら、更にその幸せを噛みしめました。

目を覚ました彼女が唐突に言った。
「シャンプーとトリートメントの中身、一緒?」
僕は良く意味が掴めなかったけれど、
「いや?違うよ。」と答えた。

しかし、その返事こそが違っていた。
入浴して洗髪している時に気付いた。

中身一緒やんΣ( ̄□ ̄)!

トリートメントとトリートメントで洗髪していた自分…。
言われるまで気付かなかっただろうな。

こうやって一緒に暮らせるって、凄く幸せ。
こういう日が、明日も明後日も来ますように。

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