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いつか目にしたタブロイド、目線の入った少年。
薄暗い小さな部屋で罪を背負って生きている。
報復を告げる銃声 またひとつ灯火は消え、
ニガーは今日もグリンゴに意味も無く仕打ちを受ける。
いつからこんなに悲しい世界になってしまったの?
どうしてもう少し上手に優しさを使えないの?

本能のままに生きる人よ、戯曲は始まったばかり。
乾いた笑いなんていらない、いらないから。
僕が見てきた寂しさと同じだけの優しさを
どうか君に受け取って欲しい。その大きな胸で。

街角に立つスラットは今日も自分を売り歩く。
ブラウンシュガーの甘さに安い裸をさらけ出す。
限りある時間の中でリスクヘッジを繰り返し
偽物と承知の上で僅かな愛を確かめる。
いつまでこんなに悲しい争いを続けていくの?
そして罪もない人は苦しまなきゃならないの?

幸福を望む敗北者よ。哀れな顔で何を思う?
感情は擽られてはいない。いないのだけど
僕が貰った優しさと同じだけの喜びを
どうぞ君にも感じて欲しい。その澄んだ瞳で。

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