満月の夜は君を思い出す

こうして手を繋いでいる君を僕はどれくらい知っている?
多分飼っている猫の種類や街の名前くらいかな。

でもクセのあるその笑い方や口癖なら覚えたよ。
「そんな風じゃない。」君は言うけれど、僕の目にはそう映っているよ。

待ち合わせた時間に遅れ、平謝りをする僕に
優しく君は微笑んでくれたね。

眠りに就けない暗闇の中
そっと呟いた名前が 君で良かった。
君で良かった。君の名前で良かった。
僕には少し広すぎるこのベッドも
二人で寝れば
素敵な夢を見られそうな気がしたよ。
だから今夜はおやすみなさい。おやすみ…。

曇りがちな日はどこか悲しそうに俯いたままの君。
ほらまた一人、僕等の前を追い越していったね。

繋いでいる手をそっとポケットにしまい込んでみたけれど
冷たくなった細い指から伝わる体温が嬉しいよ。

「頭の中は君しかいない。」
照れている君の頬は
赤く染まった。

空一面の星屑の下、
今隣に居てくれるのが 君で良かった。
君で良かった。君が居てくれて良かった。
流れ星が刻むリズムは
君の鼓動のようで、
眠りを誘う子守唄に聞こえたよ。
だから今夜はおやすみなさい。おやすみ…。

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